読書感想文 の技術書

8 冊の技術書が見つかりました

ITエンジニアの転職学

ITエンジニアの転職学

赤川朗

2025年10月 発行

どんな本?

「年収上げたいので転職します」と言いつつ、面接で「御社の理念に共感しまして…」と棒読みする、あの気まずい儀式に終止符を。この本は転職軸を無理やり「作る」のではなく、過去の経験から「見つける」ものだと喝破してくれます。職務経歴書の書き方から逆質問の準備、面接官が何を見ているかの解像度がぐっと上がる構成。読了後はエージェントの「市場価値」というフワッとした殺し文句にもう揺さぶられません。皮肉なのは、転職活動が捗りすぎて、今の会社に意外と居心地のよさを感じ始めるかもしれないこと。

コンピュータはなぜ動くのか第2版知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識

コンピュータはなぜ動くのか第2版知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識

矢沢久雄

2022年10月 発行

どんな本?

「で、結局CPUって中で何してるの?」と新人に聞かれて口ごもった経験、ありませんか。フレームワークは語れてもメモリとレジスタの話になると急に視線が泳ぐ、そんな自分にそっと差し出したい一冊です。タイトルがそのまま問いになっていて、CPU・メモリ・データ構造・アルゴリズム・OS・データベースまで、コンピュータが動く理屈を矢沢節でほどいてくれる。読み終える頃には、ブラックボックスだったマシンが急に親しげに見えてきます。普段Pythonで殴り書きしている処理の裏で、二進数たちが健気に働いていたと知って、ちょっと優しくなれるかもしれません。

絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版

絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版

山崎泰史, 三縄慶子, 畔勝洋平, 佐藤貴彦 / 翔泳社

2019年6月19日 発行

どんな本?

「サーバって結局何してるの?」と新人に聞かれて、しどろもどろになった経験はありませんか。冗長化、負荷分散、キャッシュ、3層アーキテクチャ……現場で飛び交う単語をなんとなく流していた自覚がある人にこそ刺さる一冊。タイトル通り絵がふんだんで、CPUとメモリとディスクの関係がスッと頭に入ってくれるのが心地よい。クラウド全盛の今でも、土台のインフラを知らずにEC2を立てるのは目隠しで料理するようなもの。読み終わる頃には、後輩への説明が三割増しでドヤれます。

精神科医が教える AIメンタルケア入門

精神科医が教える AIメンタルケア入門

益田 裕介, 株式会社Kaien / 翔泳社

2025年11月17日 発行

どんな本?

深夜2時、本番環境が燃えている横で「自分のメンタルも燃えてるな」と気づいたあなたへ。精神科医とAI支援のプロが組んだこの一冊は、ChatGPTを単なるコード生成器から、雑にグチを聞いてくれる相棒へと格上げしてくれます。認知行動療法の考え方をAIとの対話に落とし込み、自己理解やストレスマネジメントに使うという発想が新鮮。プロンプトに「カウンセラーとして」と書く前に読んでおきたい内容です。バグは直せても自分の機嫌は直せなかったエンジニアの、地味に効く処方箋。

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか

古屋星斗 / 日経BP 日本経済新聞出版

2023年11月28日 発行

どんな本?

「最近の若手は何を考えているのか分からない」と言いながら、自分が20代のころも同じことを言われていたと薄々気づいている、そこのあなたへ。この本、刺さります。「ほめて伸ばす」だけでは足りない理由を、Z世代特有の「成長不安」という概念で解き明かしてくれるのが見どころ。読み終えると、1on1で「何か困ってる?」しか言えなかった自分が、相手の不安の構造ごと理解しようとする自分に変わります。育成を感覚でやっていたのが、言語化できるようになる感覚、とでも言いましょうか。ちなみに読後に一番ダメージを受けるのは、たいてい「育てる側」の方です。

人は、誰もが「多重人格」

人は、誰もが「多重人格」

田坂広志

2015年5月20日 発行

どんな本?

「なんでこの人はコードレビューでいつも的外れなこと言うんだ…」とSlackを閉じたくなる夜に効く一冊。田坂広志が説くのは、人格は一つじゃなくて複数の「隠れた自分」の集合体という視点です。読み終わる頃には、苦手なタスクを前に固まっていた自分の中から「意外と交渉うまい人格」や「細部に病的にこだわる人格」が発掘されて、チーム開発が急に立体的に見えてくる。得意と苦手の向き合い方が変わるので、キャリア迷子のエンジニアには特に刺さります。ちなみに読了後、自分の中の「先延ばし人格」との出会いも約束されています。

リーダーの仮面

リーダーの仮面

安藤広大

2020年11月 発行

どんな本?

「メンバーと仲良くやってるつもりが、なぜか納期は遅れ、コードレビューでは謎の忖度が発生し、1on1では天気の話で終わる」——そんなプレイングマネージャーに刺さる一冊。優しさで空回りしていた日々が、ルール・位置・利益・結果・成長という五つの視点で整理されると、驚くほどチームが動き出します。特に「言語化されていないルールこそバグの温床」という指摘は、コード規約を軽視した過去の自分を刺してくる。仮面をかぶるとは冷たくなることではなく、感情という例外処理を減らすこと。読み終わる頃には、飲み会で愚痴る回数が有意に減っているはず。

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