アルゴリズム の技術書

6 冊の技術書が見つかりました

Combinatorial Optimization

Combinatorial Optimization

Alexander Schrijver / Springer Science & Business Media

2003年2月12日 発行

どんな本?

「最小カット、雰囲気で解いてませんか」と問い詰めてくる1500ページ超の鈍器。競プロで最大流ライブラリを貼るだけの日々が、劣モジュラ関数やマトロイド交叉まで含めた組合せ最適化の壮大な地図として繋がって見えてきます。Schrijver御大が線形計画双対から多面体的組合せ論、ネットワークフローの最小カットまで、証明を省略せず淡々と積み上げてくれるのがすごい。読み終わる頃には競プロが「Schrijverの応用問題」に見えてくるという副作用付き。というか、読み終わる日は来るのでしょうか。

劣モジュラ最適化と機械学習

劣モジュラ最適化と機械学習

河原吉伸, 永野清仁

2015年12月08日 発行

どんな本?

「劣モジュラって、なんか強そうな響き」で止まっていませんか。集合関数の最適化と聞いて回れ右した過去がある方こそ、この本の出番です。最小カットや施設配置がなぜ効率よく解けるのか、その裏で働いているのが劣モジュラ性という「離散版の凸性」。貪欲法が理論保証つきで動く気持ちよさ、機械学習の特徴選択やセンサ配置への応用まで、風通しよく繋げてくれるのがありがたい。読み終える頃には「とりあえず劣モジュラかどうか確認しよう」という新しい口癖が手に入ります。副作用として日常会話が通じなくなる恐れあり。

問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造

問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造

大槻兼資

2020年9月30日 発行

どんな本?

「計算量オーダーって何ですか?」と面接で聞かれて汗が止まらなくなった経験、ありませんか。この本は動的計画法から貪欲法、グラフ理論、そしてネットワークフローの最小カットまで、なんとなく避けてきた武器を一通り手渡してくれます。図が丁寧なので、これまで呪文にしか見えなかったダイクストラ法もすっと入ってくるのがすごい。AtCoder緑を目指す人にも、業務でO(n²)を書いて怒られた人にもおすすめ。読み終わる頃には、日常のちょっとした選択も貪欲法で解きたくなる副作用があるので注意。

アルゴリズムデザイン

アルゴリズムデザイン

J. Kleinberg, E. Tardos

2008年7月 発行

どんな本?

「動的計画法、なんとなく書ける」から「なぜこの漸化式で正しいのか説明できる」への昇格試験のような一冊。分割統治、貪欲法、ネットワークフロー、NP完全性まで、アルゴリズム界の主要キャストが総出演します。特にフローと最小カット周りの丁寧さが際立っていて、双対性の直感を掴んだ瞬間、AtCoderの問題文が急に別言語に見えてくる。ページ数は鈍器級ですが、証明が「なるほど」で終わるのが快感なのです。積読しても本棚の格が上がる、副作用まで優秀な名著。

基本情報技術者【科目B】ゼロからわかるアルゴリズムと擬似言語

基本情報技術者【科目B】ゼロからわかるアルゴリズムと擬似言語

イエローテールコンピュータ

2023年3月 発行

どんな本?

擬似言語、あれ本当に「言語」を名乗っていいのか疑問になる代物ですよね。変数への矢印代入、謎の「〜を返す」構文、脳内で必死にトレースしてもfor文の中で迷子。基本情報の科目Bで心を折られた人、挙手してください。この本はそのモヤモヤに正面から向き合ってくれる一冊。配列操作から再帰、探索アルゴリズムまで、擬似言語のクセを一つずつ翻訳するように解きほぐしてくれます。読み終わる頃には、あの縦棒だらけの疑似コードが「あ、これただのif-elseね」と見えてくるはず。動かない言語を頭の中で動かす特殊技能、試験が終わっても案外どこかで役に立ちます。たぶん。

[改訂新版]基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語トレーニングブック

[改訂新版]基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語トレーニングブック

大滝みや子

2024年9月02日 発行

どんな本?

擬似言語、読めば読むほど眠くなる不思議な言語ランキング堂々の一位。for文なのかwhile文なのか、変数がどこで宣言されたのかを目で追っているうちに試験時間が溶けていく現象、経験ありませんか。この本は大滝みや子先生が擬似言語の読み方を一行ずつ丁寧に解剖してくれるので、頭の中に仮想スタックを組み立てるコツが自然と身につきます。トレースの練習問題も豊富で、配列とポインタが絡む問題を見ても震えなくなる。読み終わる頃には「これ実はPythonっぽいな」と余裕をかます側になれます。ちなみに実務で擬似言語を書く機会は一生訪れません。